インサートナットをご使用する時の条件が，以下の｢注意が必要な状態」に当てはまる場合，インサートナットに応力（ジャッキアウトトルク）が働き抜けてくる場合がありますのでご注意ください。
| 状態の説明 | 略図 | |
|---|---|---|
| 正常な状態 | 締め付けられる品物の穴がインサートナット外径より小さく、 締め付けたとき品物（黄色）とインサートナットがあたる状態。 |  |
| 注意必要な状態 | 締め付けられる品物の穴がインサートナット外径より大きく、
締め付けたとき品物（黄色）とインサートナットがあたらない状態。 →インサートナットが抜けてきます。 |
 |
| 締め付けられる品物（黄色）と樹脂の間に、
パッキン（水色）などの柔らかいものが挟まっている状態。 →インサートナットが抜けてきます。 |
 |
※このような場合でも大きな力で締め付けない場合にはフランジタイプなどインサートナットの外周の大きなもので相手材にあたる面積を大きくすると使用可能な場合もあります。
下穴が使用インサートナットより深い場合には、
下穴に段を付けるか、右図の様にフランジタイプを検討してください。 |
 |
当社インサートナット内径は、通常「JIS２級」にのっとり製造しております。 |
 |
インサートナットの強度は使用状況（挿入方法、相手材材質、相手材穴径、相手材ボス形状等）により変化します。
強度については、必ずテストしてから決定してください。
また、当社では強度テストサービスを実施しております。
詳しくは強度テストサービスのページをご参照ください。