東海ジョイスパンドリベット
東海ジョイスパンド・セルフピアシング・リベッティングシステムは、これからの自動車産業を支える重要なシステムです。
下穴不要・異種材の接合・塗装後メッキ後の接合・全方向からの接合・破壊検査を必要としないなど、軽合金や樹脂を多用する電気自動車製造の要となり、トータルコストに大きく貢献します。
東海ジョイスパンドの特徴
下穴がいらない
- 下穴の無い母材にリベットが圧入されて締結します。
- 母材の下穴加工が全く不要です。
※穴の無い素材にリベットセッターがリベットを打ち込みます。リベットは1枚目を貫通し、2枚目を貫通する前にリベットを受ける台座で外側にカールされて2枚の素材を結合させます。
異種材の締結
- 溶接では不可能な異種金属や金属と樹脂の締結が可能です。
- メッキ鋼板や塗装鋼板の締結ができ、溶接のような後処理が不要です。
環境に優しい作業
- 火花・煙等の発生は無く、音や振動も少ない。
- 溶接のような大きなエネルギー消費はありません。
- クリーン作業 製品供給にはバラのリベットをフィーダーで送給するものと、ベルト方式の2種類があります。
- フィーダ方式の設備では、締結の廃棄物はありません。
安定した締結品質
- 工程は全て自動で締結し、熟練作業を必要としません。
- 調整項目が少なく作業中の条件変動が少ないため、安定した動作をします。
- スポット溶接やクリチング接合よりも高い締結後の安定強度が得られます。
作業姿勢が自由自在
- ツールの向きが360°何れの姿勢で締結ができます。
- ベルト方式は連続1万個のリベッティングが可能。フィーダー方式は3000〜7000個。
- 手操作、治具組み付け、ロボット操作等多彩な操作方法も可能です。
接合詳細図
①接合する母材をアップセットダイに置く
②パンチによりリベットは母材に圧着される
③一枚目の母材はリベットによりピアシングされる
④二枚目の母材はピアシングされずにアップセットダイによりカールされます
⑤接合された母材からパンチとアップセットダイが離れ接合は完了する
⑥接合されたリベットと二枚の母材形状