技術資料
他工法との比較
他工法と比較した場合の利点
●穴あけ、穴合わせが要らない ●作業時「火花、煙等」が発生しない ●水等を使用しない ●検査方法は目視で容易 ●熟練を要さず、未経験者で作業が可能 |
●自動化に対応 ●高いサイクルタイム ●締結強度はスポット溶接に比べ安定している ●作業時「騒音」が小さい ●異種材、コーテリング材の接合が可能 |
項目 | ジョイスパンド | スポット溶接 | ブラインドリベット | トックス |
---|---|---|---|---|
下穴不要 | ○ | ○ | × | ○ |
締結強度 | ○ | ○ | × | × |
異種材接合 | ○ | × | ○ | △ |
ペイント メッキ材の接合 |
○ | × | ○ | △ |
高サイクルタイム | ○ | ○ | × | △ |
自動化適正 | ○ | ○ | × | △ |
ロボッット対応性 | ○ | ○ | × | ○ |
静音性 | ○ | △ | × | △ |
火花、煙が出ない | ○ | × | ○ | ○ |
リベットの詳細
鋼板などに高い強度が得られるリベットです。
リベット軸径は3.0mmと5.0mmの2種類があります。
外形状(頭形状)
外形状(頭形状)には「皿頭、平頭、なべ頭」があり、見映えに影響します。 主流は皿頭で、他2種類は特注品となります。
頭部が皿型になっている中空リベットで打込み面が平面になります。 |
内形状
内形状には「Rタイプ」と「Pタイプ」があります。
略図 | 特徴 |
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一般鋼板に広く使用されているリベットで強度を必要とする場合に使用します。 |
略図 | 特徴 |
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裏面の仕上がりが要求される場合に使用する 中空リベットで、アルミ材の接合にてきしています。 |
※リベットは熱処理され、メッキされています。熱処理は、0〜7段階に分けられ、最高でHv600程度に抑えられています。
※リベットの材質は、高炭素鋼、ステンレスが使用されています。メッキの種類は通常亜鉛メッキで、錫亜鉛メッキあるいは亜鉛メッキの上に、カラー塗装したものもございます。
※特殊タイプは受注生産対応となります。
接合強度
母材種類 | 母材厚さ (mm) |
合計板厚 (mm) |
剝離強度 (KN) |
剪断強度 (KN) |
使用リベット |
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亜鉛メッキ鋼鈑 | 1.0 | 2.0 | 3.05 | 3.4 | 軸径3.0×全長5.0 |
2.0 | 4.0 | 7.35 | 11.0 | 軸径5.0×全長8.0 | |
3.2 | 6.4 | 9.6 | 13.0 | 軸径5.0×全長10.0 | |
ステンレス鋼板 | 0.5 | 1.0 | 1.92 | 2.13 | 軸径3.0×全長5.0 |
アルミ5000系 | 1.2 | 2.4 | 2.0 | 3.0 | 軸径3.0×全長5.0 |
アルミ6000系 | 2.0 | 4.0 | 6.15 | 9.40 | 軸径5.0×全長7.0 |
使用例
システム機器の使用例
スポット溶接をリベットに |
スポンジ貼り付け後、プレス加工されたワークを |
複数のリベットセッターによる、 |
多関節ロボットによる、 |